コブシメの卵。成長を追う。
写真は産卵中のコブシメのメス。
触手を深く差し込み、卵を産み付けているところ。
生み出した卵をグッグッと押し込み、しっかりと固定させます。
卵は一つ一つ丁寧に産み付けてゆきます。
無事、一つ産卵できたらしばし休憩。
そしてまた卵を準備して、再び産卵。
その繰り返し。
生みたてのコブシメ卵。
真っ白でピカピカと輝いています。
卵のサイズはピンポン玉ほど。
他の生き物に食べられないよう、
サンゴの枝の奥の方へ、上手く隠してあるのがわかります。
孵化間近なコブシメの卵。
透き通る卵の中、左の楕円形の物体がコブシメの赤ちゃん。
じぃ~と見つめていると、時々赤ちゃんが動くのがわかります。
ママの体よりサンゴに産み付けられてから、およそ80日。
旅立ちの日はもう間もなく!!!
そして今日、タンク下のエントリー口にて、
コブシメの子どもと遭遇!
体長わずか8cmほど。
大人になると50cmぐらいまで成長します。
でもその瞳はしっかりと「拳」の形。
体色をコロコロ変化させ、2本の腕をV字に立ち上げ私を威嚇。
度重なる困難を超え、大きくなれよ~!!!
☆③2014/7/27④2014/8/3
☆全て屋久島一湊タンク下、水深5m
☆FUJI FinePix F30
コブシメの産卵行動の観察、その醍醐味は、産卵する瞬間もさることながら、
産卵にいたるまでのオス同士の激しい威嚇やバトル!
普段は白っぽい体色を一瞬で戦闘服に着替えるかのごとく、
自らが一番苦手な「ゼブラ模様」に変身!
その縞々な背中を相手に見せつけ威嚇します。
そんな様を動画でどうぞ☆
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Hiromi Takahashi |
投稿者プロフィール
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屋久島ガイド歴21年。
(有)屋久島野外活動総合センター(YNAC)にて10年間ダイビングやトレッキング、カヤックなどのガイドを務め、2008年夏より独立、屋久島ダイビングステーション「まる」を起ち上げる。
部類の猫好き。
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