志戸子のアオウミガメ・・・

 In 海の生きものの話とか。

志戸子のアオウミガメ・・・【ポイント名】志戸子ガジュマル園前&一湊元浦
【水中のコンディション】海水温23~24度、透明度~25m、凪
【潮汐】中潮
晴れ。
強い冬型の気圧配置もすっかり緩み、
地上は風もなく穏やか。
海はべた凪。
今日は環境省主催のモニタリングサイト1000という調査で
志戸子&元浦のサンゴの調査ダイブでした!
志戸子の海にはファンダイビングで使うエリアに
コブシメの産卵床となるウスサザナミサンゴの大群落があります。
その山の頂上にはアオウミガメの寝床があります。
お気に入りの寝床は繰り返し使用される為、
結果、サンゴは踏み固められ、山はえぐられ、
丁度カメの体がすっぽりハマるようになっています。
数年前、このサンゴ群落の枝が広範囲でバキバキ折れていたことがありました。
それはまるで大きなモノに踏まれたように・・・
当時、犯人はわからず、ただサンゴが再生するのを見守るのみだったのですが、
その犯人はどうやらカメっぽい・・・
今日、久しぶりにその寝床を観察すると、
だいぶ拡張工事がなされたその寝床で
気持ちよさそうにアオウミガメがお休み中・・・
さらに、新しく再生したサンゴが再び踏まれて折れている箇所が・・
しかも広範囲・・・
オーノー!
まぁしかし、海の中の出来事で、しかも海で生きる動物がしたことなら
仕方ないですよねぇ~
でも、どう考えてもカメじゃない、壊れ方をした箇所も・・・
何かを引きずった跡でしょうか?※下の写真
屋久島ダイビング水中写真サンゴ
まぁという訳で今日の動画は
その噂のアオウミガメが寝床から起きて泳ぎだす姿デス。


志戸子の浅場のサンゴの成長には目を見張るものがあります。
ここ数年、大きな時化がきていない屋久島。
水深5m以浅一体はスギノキミドリイシという枝サンゴが最優占し、
その他クシハダミドリイシなどの枝サンゴもひしめき合い、海底を占拠。
見事にサンゴの森を構築しています。
時化ごとにバキバキ折れるその体。
しかし、時化なければぐんぐん成長!
ほんの数年前は細く頼りない枝だったものが
太く、どっしりとした体つきに変身。
それはまるで屋久杉の様です・・・
枝サンゴたちが構築したサンゴの森は巨大な建造物。
それは海の生きものたちの巨大なマンション。
そこは多種多様な生物たちで溢れ、本当に華やかです。
屋久島で一番美しいサンゴの森は?と聞かれれば
私は迷わずこの志戸子デス!と答えます。
スギノキミドリイシは沖縄を代表する熱帯種のサンゴ。
屋久島の中でこのサンゴが大群落をつくる場所を私は他に知りません。
(屋久島西部にある口永良部島にはあるんですけどね)
同じく枝サンゴである亜熱帯種クシハダミドリイシが優占する場所は
島南部にいくつかあるのですが、生物層は薄いですね。
陸上の森もそうですが、単一種だけが優占するよりも
多種多様な種が混在し、遷移してゆく方が
より生物層に厚みが増してゆきます。
つまり志戸子最高!ということですね(*^^*)♪
でも、エントリーとエキジットが満潮でないと
その枝サンゴをバキバキ踏みかねません。
また、中性浮力がとれないと同じ結果に・・
海の世界を楽しむ為にはダイバーのスキルも大切だと私は思います。
あと、言わずもがな、マナーも、ね・・・
ちなみに元浦は・・・
毎年繰り返される採石場の土砂流入により、
泥を被って死んでゆくサンゴたち・・やりきれない・・・
事実を受け止めているつもりですが、語り出すと止まらなくなるので
ここまでにしておきます。
あっ、元浦の砂地で2匹のボーンフィッシュが口で砂を掘りながら食事中でした。
やけに顔が長いのですが、そのライフスタイルから面長になった・・・のカナ?

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