窒息して死んでゆく海・・・

 In ヒロミのつぶやき

窒息して死んでゆく海・・・最高気温25度 海水温27度~28度 透明度20m
一湊タンク下(ダイビング講習)
今日の一湊は元浦もクレーン下もとても潜れる海況じゃない(号泣)
唯一うねりの影響が少ないタンク下で
マンツーマンダイビング講習となりました。
着々と学科&実技をクリアしていくI君。素晴らしい。
明日は講習最終日。
また一人、屋久島にて新しいダイバーが誕生する予定デス★

本日ここからは『ヒロミのつぶやき』というか
『ヒロミの心の叫び』デス。
読みたい人だけどうぞ(笑)。


今、トヨタプレゼンツ
素敵な宇宙船地球号を見ました。
水中写真家・中村征夫さんが切り込む江戸前の海・東京湾。
アナゴやシャコなどの江戸前ならではの生き物たちが
今、どんどん消えている・・・
水面下では一体何が起こっているのだろう?
その連鎖の引き金は
私たちの台所から海へ流れ出る大量の『リン』。
米のとぎ汁や魚の煮汁・ラーメンの汁なんかにもリンは含まれてる。
リンは自然界にあるもの。
私たちの生活から捨てられた大量のリンは
ほとんど処理されることなく生活廃水として海へ垂れ流される。
海ではそのリンを食べるプランクトンが異常発生(赤潮)する。
爆発的に増えすぎたプランクトンたちはやがて死ぬ。
その大量な死骸が海底に降り積もり堆積してゆくと、
強烈な臭いを放つヘドロとなる。
そのヘドロをバクテリアが分解してゆく。
その際、水中にある大量の酸素をバクテリアが消費する。
結果、海の中ではどんどんと酸素が無くなって、
極端に酸素が減少した状態・・・『貧酸素水海』となる。
酸素がなければ生物は生きることができない。
そうして水面下でひっそりと暮らす海洋生物たちは
呼吸ができずに次々と死んでゆく。
海が窒息して死んでゆく。
私たちの台所から流れ出た『リン』が
海の生き物たちを死へ追いやっている。
とてもわかりやすく
海がリアルに死にゆく様が想像できた。
息苦しかった。
この事実は東京湾に限らない。
人間が地上で文明生活を謳歌する限り
世界中の海で起こっていることに違いない。
規模に違いはあれ、この屋久島の海でも。
海水温が上昇し、サンゴが白化し、死んでいる。
多様な生物を育む海の森と評されるサンゴが世界中で次々と死んでいる。
川の流れや海の流れを人間が人間の都合で変えることで
大量の土砂が堆積していく。
すると生物の大切な生活空間である『隙間』が消えてゆく。
住む場所を失くした生き物たちは一体どこへ向かえばいいのか?
水中の酸素がなくなっていく。
息が出来ない生物たちは死んでゆくしかないのだろうか?
地球の気候を生み出す地球の大循環・海洋深層水の流れが温暖化により止まるかもしれない。
これは心臓が止まり、血液の流れが止まることと同義だ。
その時、地球はどんな姿なのだろう?
人間はきっと死に絶える。
けれど生物はきっと死なない。
どんな生物が生き残るかはわからない。
でも、きっとバクテリアのようなたくましい生物が生き残るに違いない。
海は死んでゆくと思う。
私は生きている間にその様を見るのだと思う。
今、私にできることは
その変化を見続けることしかできない。
そして伝えること。
台所という私たちの生活場から
地球を救うことはできるのだろうか?
それに人類が気づき、行動することはできるだろうか?
人間同士で殺しあってる場合ではない。
生物の本質はいかに子孫を残すか、それのみだ。
それを忘れてしまいそうな人類は
生物であることを自ら否定しているようでならない。
私たちは人間も生物であることを思い出せるだろうか?
全てを失ってしまう前に・・・

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Showing 2 comments
  • つるつる坊主
    返信

     こんにちは、はじめまして。
     リンが海水中に増えているという話。

     これは、決して排水の処理方法が悪いからという問題ではなく、日本が、世界中から原料を輸入して、加工した製品(輸入したものに比べれば重量的にごくごく一部)を輸出しているということ、そしてまた、大量の食料を輸入している(1/3はゴミとして捨てているほど)ということによる問題ではないでしょうか。つまり、リンを始めとしたあらゆる物質の国内流入量が、流出量を圧倒的にオーバーしているわけです。
     リンはあくまでもリン(原子記号P)、化合物ではないのでこれ以上分解できません。河川に流れなければ、国内の土壌が富栄養化するだけです。(土壌が富栄養化した場合どのような問題がおきるのかは不勉強でわかりません・・・誰か教えてください)

     問題の本質的な解決のためには、出来る限り輸入を減らして、自給自足経済で行くということしかないような気がします。

  • ひろみ
    返信

    つるつる坊主さん
    コメントありがとうございます。
    ブログ拝見させて頂きました。
    すっかり沢登りの達人ですね!
    私はもう久しく沢登りしてないデス。
    夏の暑い盛りにぜひ行きたいのですが本業が・・・(泣)

    確かに廃水処理方法は原因の一因でしかないと思います。
    おっしゃる通り、問題の本質的解決の為には
    自給自足経済が不可欠であると思います。

    私は江戸時代の日本文化、
    その時、先人たちが確立したライフスタイルから学ぶ点が
    たくさんあると思います。
    けれど開国を決断した時から自国の大事な何か・・・
    (物質的にも精神的にも)を
    次々と失ってしまったのではないかと思います。
    それを取り戻すことが一番の近道だと思うのですが・・