口永良部島サンゴ調査2泊3日

 In サンゴ礁保全調査活動

口永良部島サンゴ調査2泊3日8月31日から9月2日まで健二は所用で宮崎へ。
入れ替わりに9月2日から4日までひろみは口永良部島へ。
口永良部島にはWWFからの依頼により
サンゴ調査部隊の一員として参加して参りました。

久しぶりに屋久島の外へ。
そして懐かしの口永良部島。
屋久島~口永良部島間を結ぶ定期船・フェリー太陽に乗船すると
エラブの水中世界を妄想し、いやおうにも胸が高鳴るのでした。


今回の調査は寝待の水深5m~18m位の場所に分布するサンゴ群落の状態を
コドラートとライントランゼクトを用いて徹底的に写真を撮る・・というもの。
その写真をサンゴ礁学会の研究者たちが同定し、
今後、同じポイントにて同じ作業を繰り返し、その変化をモニタリングしようという趣旨。
調査日である9月2日・3日は西風が吹き荒れ、
寝待の湾内にも風波と大きなうねりが入り込み、ダイビングのコンディションとしては最悪・・・
そんな中、波にもまれながら、皆と力を合わせがんばってきました!
しかし、エラブはイイ!
特に寝待のサンゴ被度は凄い。
被度とは海底をサンゴがどの程度覆っているのか%で示した数値なのだが、
寝待のサンゴ被度は、ほぼ90%以上。
つまり、海底の岩盤はその土台が見えない程
全てサンゴで覆われているということ。
しかも、その状態は植生の遷移でいう『クライマックス』。
スタートは丸裸だった岩盤を、気の遠くなるような長い長い年月かけ
多種多様なサンゴたちがなわばり争いを繰り広げ、
その戦いに勝敗が見えてきた・・種間で力の均衡がつきそう・・
そんな状態がクライマックス。
屋久島の森で例えるならばクライマックスの状態は『花山原生林』あたりかな。
そんなサンゴの森には様々な海洋生物たちに隠れ家と餌場を提供している。
だからこそ、その生き物密度は半端ない!
そしてさらに特筆すべきは海底のそこかしこから温泉が噴出しているということ。
海中には白い湯の花が雪のように舞い、冬でも高水温を維持できる。
だからこそ、南方系の生き物たちが
『黒潮』『温泉』『サンゴ』を生活の基盤として暮らしていけるのだ。
こんな場所は屋久島にはナイなぁ・・
さらにこの場所は人間の影響をほとんど受けることなく
自然のままに時を刻んでいる。
まさに海洋生物にとって『楽園』なんじゃないかなぁ・・・
えらぶはえらぶのままで。
屋久島のように多くの人が行き交う島にはなって欲しくない。
これは私個人が勝手に抱く強い願望です・・

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