もう孵化デス!!4月20日水温23度

 In 海の生きものの話とか。

もう孵化デス!!4月20日水温23度久しぶりにタンク下へ。
このところ海況に関わらずダイバーが集中するタンク下や元浦は
なるべくなら避けたいと考え、
上記以外を潜るよう心がけていたので。
屋久島のクマノミたちはどこもかしこも卵を守っており、
その色は光り輝く銀色。
赤ちゃんの目玉もしっかり出来ており、
旅立ちの日まで秒読み段階。
クマノミの場合、産卵から孵化まで約7日~10日間かかるので
逆算するとタンク下では4月10日頃より一斉産卵が始まったようです。

上の写真は卵を守る父ちゃんと
銀色の卵の中から大海原を見上げる赤ちゃんたち。
この子たちが元気に生きていける環境を
私たちが壊してはならないんだよ・・・・
(今日はなんだかブルーな高橋でした)
屋久島の海が豊かだ!なんてどんでもない。
屋久島の海洋環境は屋久島の森と一緒で
とても脆いものなんですよ。


屋久杉の森は決して豊かな土壌の上に繁栄しているのではなく、
花崗岩という巨大な岩の上に極薄~い表土があり
その限られた土を命綱としてかろうじて大地に踏ん張っている・・・
それが屋久島の木々たち。
そんな土壌から豊富なミネラルが海へ流れ出してくる訳はなく。
さらに黒潮流域真っ只中の屋久島で暮らす海の生き物たちは
栄養分の少ないその海流からたっぷりと恩恵を受けている訳では決してなく。
少ない食料でなんとかやっている彼らの生活の場を
大勢のダイバーがドヤドヤやってきたらどうなるか?
縄文杉に人々が集中するのと同じようなことが
今、一湊の海の中で起きているんだな。
まぁ、それ以外にも環境に負荷を与えている要因は色々とあるのだけど・・
じゃあ、もう潜るなよ!という究極な話を私はしたいのではなく、
その美しいけれど壊れやすい環境を
どうすれば持続的に利用していけるのか(=保全)ってことを
真剣に考えるべき時がきたのだと思うのです。
利益を優先し食いつぶすのは簡単。
でもその後は?
・・・みんなが幸せになる方法はないのかなぁ?
byヒロミ。

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