愛のアタック?~ヘビギンポの産卵~4月13日水温23度

 In 海の生きものの話とか。

愛のアタック?~ヘビギンポの産卵~4月13日水温23度最近、高橋は新ポイント「つめんこ」へ通いつめています。
そこは私の家の目の前の海。
屋久島でも飛びぬけて魚影が濃く、サンゴの種類も多く、
潮通しも良い為、生物が多様で興味深いポイントです。
ただ、ビーチエントリーが厳しい・・・
なぜならいきなり傾斜50度以上の階段を登るのだ~!(泣)
なのでここはボートポイントとしてお勧めデス。
さて、今日はこのポイントで
色とりどりのサンゴの舞台上で群れ踊る
キンギョの赤い魚群とソラスズメの青い魚群が混成する風景を
写真に収めようというテーマを持っていたのですが
そこにたどり着く前にエントリー直下で立ち止まってしまいました。

目の前には色鮮やかな付着生物群が織りなす垂直な壁。
壁といえばギンポやハゼの住宅街。
(ウミウシなどもたくさん暮らしておりますが・・)
体長5mm位の小さな体があちらこちらで
壁スレスレを飛ぶように泳ぎまわっています。
季節は春。
そう、彼らも恋のシーズン。
壮絶な『勝ち抜き恋愛バトル』が
今、目の前で繰り広げられていたのでした。


上の写真はタテジマヘビギンポのオス(写真上。メスは下)
今、彼の目の前にはお腹が卵でパンパンに膨らんだメスが
耐え切れずに産卵開始。
興奮が絶頂に達したオスの顔は
目から下半分を真赤に染めあがり
熱い視線でメスを凝視しています。
※下の写真右が婚姻色が浮かびあがるオス。
左がメス。メスは顔までパンパンですねぇ

突然、口を大きく開け、仰け反るメス。
その瞬間、私の眼には見えない程小さな卵が
少しずつ産み付けられていきます。
と、その瞬間オスがメスに体当たり~!
こんなメスが大変な時にこのオスは何すんねんっ!?
と、思わず関西弁で拳を震わす高橋。
※下の写真は「体当たり」の瞬間!
右がオス。左がメス。
このあとオスは下半身をしならせメスの下半身に体当たり~

けれど目を皿のようにしてじ~っと観察していると
何度となく繰り返される『オスの体当たり』は
メスが産卵した瞬間なのでした。
ということは、まさにその時オスは放精しているのですな。
なんという『ラブ・アタック』・・・
さて、そんな彼らの愛の営み・・
その光景に見入っているのは私だけではありませんでした。
気がつくと2匹の周囲にはたくさんのヘビギンポのオスたち。
放精を繰り返すオスに少しでも隙があろうものなら
自分がとって代わってやろうと目をギラギラ光らせています。
それに気づいたオスは周囲のオスに厳重警戒態勢。
少しでもメスに近づく者は容赦なく追っ払います。
けれど、1匹のオスを追っ払っている間
オスには「隙」が生まれます。
その間にまた他のオスがメスをめがけて猛アプローチ!
慌てて戻る旦那さん。
こんな動きを繰り返すものだから
パッと見に「壁の上を飛ぶように泳ぐ」風に見えるんですな~
子孫を残す・・っていうのは本当に大変な作業なんですねぇ・・・
ということで今日は泳いだ距離5m?
水深5mで90分ダイブ。
目的を達することを目的としないダイビング。
浅場って楽しいなぁ♪
byヒロミ。

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