今「春田」が面白い!

 In 海の生きものの話とか。

今「春田」が面白い!写真は春田で暮らす目にも鮮やかなサンゴ。
サンゴの色は共生している藻類によるんだけど、
この手の色はあまり多くはない。
だからこそ、見つけるとついパチリ。
森の色と似ているなぁ
あなたなら何色って表現しますか?


冬場、冷たい北西の風が吹き荒れる屋久島では
島の北部にいると
そこはまるで日本海のごとく、
演歌が似合うその海へ出かける気になれません。
ところがどっこい
車を島の南部へと走らせてゆくと
だんだんと空が明るくなり
雲間からは太陽が覗き
なんとも穏やかポカポカ陽気!
これも島の中央に高い山があるおかげ。
安房・春田はそんな
天候境界線に位置し、
北西の風に強い、
冬場ダイビングを楽しむには
うってつけのポイントなのでした。
ではではズバリ春田の魅力とは・・
①北西の風にとても強い!(河口域)
先にも書きましたが
冬場の季節風である「冷たい北西の強風」が吹き続ける際、
北と南のポイント(湯泊・尾の間・麦生)がことごとくダメな場合に
最後まで可能性を追求できる素晴らしいポイントになります。
さらに夏場ダイバーやスノーケラーでごったがえす元浦の代わりに使えます。
風向きによりポイントが限られる屋久島では
ダイバー人口が増えてくれば
どうしてもオーバーユースの問題が発生します。
それを解決するカードとして春田は使えるのではないか!?と企んでいます。
②水深が浅場5Mから深場13Mまでと変化がある!
ということは楽しみたいアクエィビィティにより
浅場は体験&スノーケリング、
深場はファンダイビングと使い分けできちゃうのです♪
③地形がとても変化に富んでいます!
さらに底質が泥、砂地、転石、
基盤が隆起サンゴ礁、堆積岩と、バラエティに富み、
それぞれの環境に応じた生物が多岐にわたり観察できます。
また、地形がものすごく複雑に入り組んでいるので
水路やトンネル・穴が数えきれない位あり、
まるで迷路のよう♪
地形派ダイバーもきっと納得のポイントですよ~
さらに、近年、河川の土砂流入により新たに死んだサンゴ群落が
リアルタイムではっきりとわかります。
今尚、続く土砂流入により次々と弱っていくサンゴの状態、
その原因と結果が手に取るようにわかります。
屋久島の海が生物地理学的に単純に素晴らしいというだけでなく
今、抱えている深刻な環境問題を
サンゴたちが体を張って教えてくれる
とても重要な場所だと思います。
けれど救いなのは死に行くものがいれば生きるものもいること。
死んだサンゴを基盤として
赤くて堅い紅藻類や緑で堅いサンゴモなど
柔らかいサンゴであるソフトコーラルや枝状サンゴのミドリイシなど
荒野における「パイオニア」的植物・生物群の新規参入もあります。
特に棚上の浅場では、その遷移がとてもわかりやすく観察できます。
そこは新しい命で溢れている色鮮やかな世界なんですよ。

④意外に魚群が濃い
浅場にはブダイ・ベラ・ヘキ・メジナ・ギンガメアジ・ミノカサゴ系
そしてものすごいボラの大群が生息!
昔の元浦を彷彿させるような印象です。
また深場ではアオウミガメ(60cm位の子供)の遭遇率がかなり高く、
しかも人間とあまり接触したことがないであろうピュアな子がいます。
(近づいても全く逃げない・・・水温18度で寒くて動けなかっただけかも?)
さらにマダラトビエイも根から根へ(まるで尾根から尾根へ羽ばたくタカのように)
よく飛んでいるらしいデス。
⑤トイレ・シャワーの完備がある
屋久島ではダイビングは観光業として
まだ認知され間もないため
公的なダイビングのための施設というのはありません。
しかし、この春田は海水浴場があるため
町が建設したトイレ・シャワーがあり、
夏場のみ利用できます。
冬場は近くの美しい安房川隣接トイレがあります。
皆様のぜひ春田に潜りたいというリクエスト
大歓迎ですよ~

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