屋久島にマッコウクジラが漂着！

「クジラが海岸に打ち上がってるよ！」と電話を受け現場へ急行！

海辺に横たわっていたのは、体長10mほどのマッコウクジラだった。
大人になるとメスは12-14m、オスは16-18mになるらしいので、この個体はまだ子どもなのだろうか？

まだ腐敗臭はない。
青い海を染める鮮血。
皮膚は艶やか。
目立った外傷は特に見当たらず。
打ち上がったのは今朝方らしい。
そっと触れると頭部は硬いが、お腹や尾鰭は肉感を感じる柔らかさだった。
歯は7-8cm位のものが下顎に綺麗に並んでいた。
中には欠けていたものもあったが、どれもしっかりとした様子で、これで好物のダイオウイカなどに噛みついていたのかもしれない。
私が駆けつけた時にはすでに絶命していたけれど、遠目からその姿をとらえた瞬間、作り物かと見紛うほどにまだ美しかった。

ちなみに私がクジラに触れたのは人生で2回目。
(前回[2018年4月10日]も一湊で、それはダイビング中だった。その時のクジラはハクジラのなかまで、まだ子ども。そしてその子も死後まだ数時間の個体だった)

海は繋がっていて、何がいてもおかしくない、と改めて思う。

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屋久島一湊タンク下にクジラが!!!

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